ムービーの一場面ブラジルの映画祭、Anima Mundiから依頼され、Anima Mundi 2008用のポスター、カタログのイラストとオープニング・ムービーを製作しました。ムービーの音楽は冷水ひとみさん。
「アニマムンディ」では、毎年アニメーション作家が、ビジュアルイメージを製作し、これまでキャロライン・リーフ、フレデリック・バック、アードマンスタジオ、ポール・ドリエセン、ミハエラ・パヴラートヴァー、ビル・プリンプトン、ジョアンナ・クイン、コンスタンティン・ブロンジットらが担当しています。今回依頼をされた事、大変光栄に思っていて、嬉しかったので、楽しく仕事ができました。作家として信じてまかされると、こちらも力が入ります。
イラストはカタログ以外にもWeb、Tシャツ、バナーなど映画祭を彩り、ムービーは大会中プログラムの前に毎回上映されます。
Anima Mundiは南米最大、ブラジルのリオデジャネイロとサンパウロで開催されている映画祭で、アニメーションマインドをもった良質のプログラムを提供しています。
Taschenから出版されている「Animation Now! 」という現代のアニメーション作家、スタジオを紹介している良書を編集したのもこの映画祭です。
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Animation Now! [Amazon]
カタログ用イラスト
- 2008/06/11(水) 09:27:57|
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今年も広島国際アニメーションフェスティバルの夏が近づいてきました。(8/7〜11)
大学生の時、第1回に観客として参加して以来、卒業制作の「水棲」が第2回にコンペイン、その後「ふしぎなエレベーター」(第4回、子供向けの作品第1位)、「あめのひ」(第5回、子供向けの作品第2位)、「頭山」(第10回、グランプリ)、「年をとった鰐」(第11回、優秀賞)とコンペに入選、今回も「カフカ 田舎医者」が選ばれ、8/7の初日の夜に上映されます。これで6度目のコンペインです。僕も一時なかなかコンペに選ばれなかった事もありあますが、この所連続してコンペに通り、嬉しいです。日本作品は、僕を入れて3本。アジア勢が寂しいですね。広島のハードルは高いですが、みんな頑張って欲しいです。
今年は、
藝大大学院アニメーション専攻でもツアーを組んで学生が参加します。2年に一度の大会なので、院生にとっても学生で参加するのは1度きりの経験となります。
Animationsもみんな参加します。インタビューなど、活発な活動の場となるでしょう。
今年の見所は、まず名誉会長の
ポール・ドリエセン特集。久しぶりに大画面でまとめて作品が見られます。あとは追悼プログラムとしての、
アレクサンドル・タタルスキー特集とスタジオ・ピロット特集、個人的にはフィンランド特集に期待しています。
リスボンで審査を一緒にした
ラストコ・チーリッチ特集と展示もあります。(Rastko ć irić と書きますが、t を発音しないで「ラスコ」とみんな呼んでいたと思いますが、日本語表記は、「ラストコ」でいいのでしょうか?)彼はザグレブでもリスボンでもいつもスケッチブックを持ち歩いていて、似顔絵やその時々のちょとした出来事をカートゥーンにしていていました。イラストはけっこうブラックな味わいで、展示が楽しみです。彼の最新作、3Dメガネをかけて見るエミール・コールの「ファンタスマゴリア」100年を記念した「Fantasmagorie 2008」も上映されるのかな?
コンペは未見の作品が多く、1割ほどしか見ていないのですが、知っている作品の中でお勧めは、
8/7初日では、ギル・アルカベッツの子ども向け作品「ア・サニー・デイ」、最近Animationsでも話題のロシアのイワン・マクシモフ「レイン・ダウン・フロム・アバヴ」、すでに多くの評価を得ているコンスタンティン・ブロンジットの「
ラヴァトリー・ラヴストーリー 」
8/10、4日目のラトビア、ウラディミール・レスチョフの「ロスト・イン・スノー」
8/11、最後のコンペプログラムで、すでにNHK-BSでも放送されたので見た方も多いであろう「
マダム・トゥトゥリ_プトゥリ」(クリス・ラヴィス/マチェック・シェバウスキ)。
未見だが、8/10に上映されるエストニアのウロ・ピコフの新作「ディアロゴス」も楽しみにしています。
しかし世界にはまだまだ知らない作家、作品が沢山あるなというのが、セレクトされた作品リストを見ての感想です。
今年いくつかの映画祭で見た優れた作品で、広島のコンペに入っていない物も多く(選考委員をした経験からエントリーもしていない作品もあるだろう)、年に2つ、3つの映画祭に参加しないと、見逃してしまう傑作もあるという事です。
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- 2008/06/10(火) 08:51:24|
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クロージングの前に、ジェーン・ピリングさんにインタビューを頼まれていて、彼女が編纂した近年のインデイペンデント・アニメーションの傑作、秀作からタイトルのテーマにそった素晴らしい選集「Desire & Secuality vol.1,vol.2」(イギリスbaa!から出版されている。
Animationsで土居君がレビューを書いているので、その収録内容と購入情報については、
こちらをぜひ読んで下さい。)について、その中のいくつかの作品についてコメントを欲しいとの事。すでにティモシー・クエイさんや、選集に入っているイゴール・コヴァリョフさんにもすでにインタビューをしていて、僕はイゴール・コヴァリョフさんとミカエラ・パヴラトーヴァさんの2人の作品について話をしました。普段の英語もひどいけど、評論的話となるとボキャブラリーがあまりにあまりにないので、電子辞書を引き引き、彼女の想像力のフォローも加えてもらいながら、なんとか答える。彼女が冗談っぽくこの作品集のタイトは失敗したと言っていた。ある人は「ポルノ」だと思って見ようとしないし、「ポルノ」だと思って買った人は見てがっかりするからだ。もちろん子どもと一緒には見れない内容の作品もあるが、短編のアニメーションを志す人は必見の価値があるのでお勧めします。

午後4時から、ポルトガルのアニメーション作家のZepeさんに引き連れられ、審査員のナンシーさん、ラスコさん、ロンドン在住の漫画家スティーヴさんとその従姉妹で立体アニメーションを作っているリンダさん、スペインの漫画家でアニメーションも監督をしているMiguelanxoさんの7人で、最後のリスボン観光。天気が良く、河を眺める高台でとても平和な一時を過ごす。

いよいよ午後9時30分からクロージング・セレモニー、オープニングは3Dメガネをかけて見るエミール・コールの「ファンタスマゴリア」100年を記念したラスコさんの「Fantasmagorie 2008」の立体映画バージョンをプレミア上映。そして審査発表。『こどもの形而上学』がONDA CURTA賞の5本の中の1本に選ばれる。ONDA CURTAはポルトガルの短編専門のテレビ番組の名前で、この受賞作の5本をそこで権利を買ってくれて放送されるという賞だ。『こどもの形而上学』としても初の受賞でとても嬉しい。ほかの4本は『Refrains』Wiola Sowa、『La Memoria dei Cani』シモーネ・マッシ(Simone Massi)、『Lavotary-Lovestory』コンスタンチン・ブロンジット、『Dfj Vou Veu Volti』Benoit Feroumont。その後、スペシャル・メンション、ベストTVアニメーション、こども向けベスト(これは友人のギル・アルカベッツさんの新作『 A Sunny Day』が受賞。今回来るはずだったのに急きょ来られなくなって残念。)、ベスト・ポルトガル作品とつづき、グランプリの発表、僕の『カフカ 田舎医者』がGrande Prémio Monstra 2008/ RTP2に選ばれました!この所シュトゥットガルト、トシェボニュと受賞が続いていたのですが、実際映画祭の会場で発表を聞くと受賞の実感がすごくある。 RTP2はこのグランプリのスポンサーで、ポルトガルの国営放送局の名前です。一緒に学生部門を審査していたナンシーさんやラスコさんも実は昨日から僕の受賞を知っていたのに、今日の午後なにも知らないふりをしていたのでした。最後に投票による観客賞の発表は、 Elena Chermovaの『Hare the Servant』でした。

受賞式の後、フェスティバル・ディレクターで今回の展覧会から審査の事までこのリスボン滞在を世話をしてくれたフェルナンドさんに率いられ、関係者数人とポルトガル伝統歌謡のFadoの生演奏が楽しめる店に行く。フェルナンドさんも自分は審査をしていないけど、僕の受賞をとても納得がいく結果でうれしいといってくれた。
Fado日本でいえば演歌なのだろうか。哀愁のある、そしてとても力強い歌声の個性的な歌手達とポルトガルギターの生演奏に感激する。
賞は嬉しいのだが、自分の作品上映を見るとまだまだ至らない所だらけで、いたたまれなくなる。賞を「いただく」と、逆に自分はなにを「あたえらる」のだろとかといつも考えてしまう。ときには批判ももらうし、誰もが喜んで作品を受け入れてくれる訳ではなが、それでも自分でも常に反省しながら、すこしでも「良い」ものを生み出すしか、自分の出来る事はないのだと、嬉しさと孤独を感じながら、でもこうして素晴らしいアニメーションの理解者達と映画祭で時を過ごす事の幸せに感謝しながら、今回の旅の感慨にふけったのでした。
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MONSTORA2008 第7回リスボン国際アニメーション映画祭公式サイト
- 2008/05/18(日) 18:30:10|
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5/12〜18、ポルトガルで開催されている
第7回リスボン・アニメーション・フェスティバル MONSTRA 2008に審査員、コンペ入選作家(僕は学生作品の審査員なので、自分の作品は審査しません。もちろんですが。)、Museu do Orienteという東洋美術博物館のオープニング・イベントとしてマスタークラスでのレクチャーと特集上映(ほかに手塚治虫、木下蓮三、宮崎駿など)があり、盛りだくさんの内容でリスボンに来ています。でも映画祭のプログラムは夜に集中していて午前午後はほとんどなく、フリーな時間も多いので、リスボン観光も十分にできそうです。
Cinema São Jorge - Vitrines

上映会場のひとつでもある、ポルトガルのシャンゼリゼともいわれるリベルダーデ通りに面した古い大きな映画館、Cinema São Jorgeのロビーで、僕のドローイングと原画の展示があります。
他にクエイ兄弟のセットの展示がマリオネット博物館で行われていたが、こちらに着いた時には、次のマリオネット・フェスティバルのために早々と終了、見られなくて残念だった。
今年の映画祭のプレイベントがブリッティシュ・アニメーションの特集で、クエイさん、フィル・ムロイさんも来ていたのだが、3人とも先に帰っていて会えなかった。フィルさんは置き手紙を残してくれて、シュトゥットガルトのお祝いを書いてくれた。同じ作家の立場から、喜んでもらえると本当に嬉しい。
ブリッティシュ・アニメーションの特集は、歴史的特集プログラムとジョン・ハラス・アンド・バチェラーから始まって、現代を代表する作家、アードマンアニメーションズ、ブラザーズ・クエイ、デイヴィッド・アンダーソン、フィル・ムロイ、ポール・ブッシュ、マーク・ベイカー、ジョアンナ・クイン、ベラ・ノイバウアーの回顧上映、ブリティッシュ・アニメーション・アワード受賞作の特集上映と『イエロー・サブマリン』までと、とても充実した内容。
Teatro Maria Matos
こちらはメイン会場のTeatro Maria Matos、夕べコンペティションで『こどもの形而上学』が上映された。数人からとても良かったと声をかけられる。今夜は『カフカ 田舎医者』。
学生部門の上映と審査は、同じ建物の別の映画館、Cinema Kingで行っている。
学生部門の審査員は、ベルギー在住のアメリカ人でアニメーション評論家のNancy Denney-Phelpsさんとセルビアのアニメーション作家Rasko Ciricさん、この二人は以前からの知合いだ。もう1人はポルトガルの若いジャーナリストでアニメーションに関しても沢山記事を書いているLuís Salvandoさん。
メインコンペの審査員には以前イギリス、ノーウィッチで一緒に審査をしたアニメーション評論家のジェーン・ピリングさんと、昨年末スロベニアでお世話になったフェスティバル・ディレクターのイゴールさんもいる。
国立古美術館 Museu Nacional de Arte Antiga一昨日は、グルベンキアン美術館で、すばらしいイスラム美術の作品を鑑賞。ヨーロッパの美術作品も充実していた。カタログを買うかどうか迷ったが、オリジナルの美しさを見た直後に印刷物があまりに色あせて見えて買わなかった。
昨日の午後は、足を伸ばして海辺にある国立古美術館にヒエロニムス・ボッシュの「聖アントニオの誘惑」を見に行った。ここに来るまでリスボンにボッシュのオリジナルがある事を知らなくて、見れて本当に良かった。やはりボッシュは特殊で魅力的な画家だ。オリジナルの絵画は、そこまで足を運ばないと見れないので(もちろん日本でも多くの企画展でいろいろな作品がやって来るのだが)、なるべく海外旅行の折には美術館に行く様にしている。
ポルトガルの戯画、風刺画の展覧会のカタログを購入。

中庭の見える美術館のレストランで昼食、ネギと一緒に煮込んだタイのような魚料理がおいしかった。

これはおまけ、旧市街のバイシャ近辺を歩いていて見つけた等身大のベティーちゃんマネキン。
- 2008/05/15(木) 18:42:16|
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今年で20回目を迎える「すかがわ国際短編映画祭」のゲストで、福島県須賀川市に来ています。
2004年に『頭山』で参加して以来2度目の訪問です。
「短編」という、もう一つ日の目の当たらない分野にスポットをあてて、映画祭が20年続いているというのはすごい事です。
明日10日、須賀川市文化センターで13時から僕のトークと『カフカ 田舎医者』の上映がありますので、近郊の方はぜひお越し下さい。
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公式ホームページ
- 2008/05/09(金) 21:43:44|
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明後日20日、春分の日、「ラピュタアニメーションフェスティバル2008」で上映とトークがあります。
ご来場お待ちしています。
3/20 (木)
15:00〜15:50 上映「山村浩二作品集」
『頭山』、『年をとった鰐』、 『カフカ田舎医者』、『こどもの形而上学』
※会場はラピュタ阿佐ケ谷です
17:00〜18:00 山村浩二トーク
「インディペンデントでアニメーションをつくるということ」
ラピュタアニメーションフェスティバル2008
日 時 : 2008年3月20日(木)〜23日(日)
会 場 : ザムザ阿佐谷(128席)
アート・アニメーションのちいさな学校 劇場(45席)
料 金 :(前売り)5回券 ¥4,000(4日間有効)
(当日)おとな:¥1,000 こども:¥500
3回券 ¥2,700(4日間有効)
コンペティション ¥800(当日)
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公式サイト
- 2008/03/18(火) 14:23:41|
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土曜日、午前中ブレックファースト・ミーテング。このお祭り用の巨大人形は会議所の階段脇にあった。会議は、東洋と西洋の違いに議論が集中、僕からはスペインでのアニメーションに対する助成の制度や制作の現状を聞いた。
その後、新聞のインタビューを終えてからPika Pikaグループと一緒にリェイダのシンボルのお城、La Seu Vellaに行く。映画祭の会場から、野外のエスカレーターとエレベーターですぐ行けるロケーション。
1203年から作られた古いお城で、ゴシック様式で直線的な作り、簡潔で美しい。お城の中は博物館になっている。

ランチの席で、スペインに来てみんなまだパエリア食べてないねという話になり、Sanoさんにホテルの近くのお店を予約してもらう。

新聞の取材と、TV3というテレビの取材を劇場で澄ませた後、19時から僕の特集上映「
Els Contes d'en Yamamura」に臨む。

舞台挨拶を終え、最後尾の席で観客のリアクションを見ている。いつもは自分のアニメーションはもう見飽きているし、欠点ばかり気になって落ち着かないので、出てしまう事が多いのだが...
大きな歓声、笑い声、拍手と口笛で上々の反応だった。

ピカピカ+アニスー+Sanoさんの日本人グループでパエイアを堪能。前菜の生ハム、サラミ、パプリカのきいたエスカルゴ、そして自分でトマトとニンニクを切って刷り込んで、オリーブオイル、塩をかけて食べるトーストしたパンが素朴でうまい。そしてメインのシーフードとイカスミのパエリアが事のほか美味しく、ワインも回って、絶対行こうと思っていた、「
Chris Shepherd: Intensitat Britànica 」もやめて、寝てしまい、深夜の
Pika Pika vs マジンガーのライブにも行けなかった。

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Animac 08 公式サイト
- 2008/03/02(日) 14:42:23|
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金曜日の朝、テレビ局の取材が2件。まだここに着いて、ホテルと会場しか行っていないのに、いきなりテレビ局のスタジオでメイクされている自分の状況は変だ。ローカル局のla Mananaのトーク番組にフェスティバル・ディレクターのIsabel Herdueraさんと出演。今年のAnimacの特集番組で、30分ほどを通しで収録。
その後、ホテルのロビーでもう一件、文学とアニメーションについてのインタビュー。
ホテルでの昼食後、やっと街を少し歩いた。自分の足で歩かないと、街が把握出来ず、土地勘が働かない。

街の広場に特設されたフェスティバルの風船テント。中はバーになっている。

こうして入る。開けると風圧がかかる。

この風船の隣のテントでライブ作画中の、中国在住のスペイン人オタクアーティスト、Judas Arrietaさん。『マジンガーZ』が大好き。

彼がデザインした、風船スベリ台。これも風船テントの近くに設置されている。

そのすぐ近くにある上映会場のPRINCIPAL Theater。
午後は、3プログラムを続けて見て、目とお尻が痛くなった。
その1プログラム目、『
レイ&チャールズ・イームズ特集』。
日本で発売されているDVDに収録されていない作品も沢山あったが、時差ぼけでかなりうつらうつらしながら見ていて、はっきり覚えていない。最初に上映された『Powers of Ten』は何度みても面白く完成度が高い。ミクロとマクロ、全宇宙を描く試み。
2プログラム目、『
Animation Soup: Animació Independent del Japó』、関西の自主上映団体、アニメーションスープの特集上映。ヨシムラ エリさんの手回しのオルガニートというオルゴールの様な楽器の生演奏に載せて上映がはじまる。中学生がワークショップを通じて制作した『長い髪のお話』が印象に残る。ただ全体に映像の色と音のレベルの状態が悪い作品が多く(上映側も音のレベルが大きすぎる。)、大きな会場ではちょっと見づく聞き苦しかったのが残念。
Animationsの和田くんの『そういう眼鏡 (Well, that glasses)』も含まれていた。観客の反応が良く、みんな集中して見ている感じがした。
3プログラム目、『
Brou II』今年のベスト・オブ・ザ・ワールド。すでに何度か見ている作品も多かったが、良く出来ているものは何度みても面白い。その中からいくつか紹介する。
『Framing』<監督:Bert Gottschalk, ドイツ, 2007, 6'>
8mmのシングルフレームを都市の建物の窓、そして人々の営みに見立て、シューベルトの曲と構成した実験作品。見るのは4度目だが、見る度によくなる。また見たい。
『それを全部ほどかないで(Don't let it all unravel)』<監督:Sarah Cox, イギリス, 2007, 2'>
アル・ゴアが'07.07.07に行った世界規模のイベント『SOS』の為に制作されたアニメーション。実は僕もこの企画の依頼がきて、絵コンテを出したのだが、残念ながらコンペに落ちてしまった。この作品を見て、なるほど、うまくアニメーションならではアイディアを出してると自己反省も含め感心する。アードマンスタジオによる毛糸のアニメーション。
『
ラバトリー・ラブストーリー』<監督:コンスタンティン・ブロンジェット, ロシア, 2006, 9' 45''>
これも4度目ぐらいだが、何度見ても演出がうまい。うまいと嫌みになったりするが、でも見るものを引きつけるためには、やはりうまさも重要だと思わせる。
『レイモンド(Raymond)』<監督:Fabrice Le Nezet / François Roisin / Jules Janaud, Regne Unit / フランス, 2006, 5'>
CG合成とピクシレーションをうまく使った笑える作品。リプチンスキーの『タンゴ』を思いだすシーンがあり、現代の合成技術の発達を実感する。
『Battle of the Album Covers』<監督:Rohitash Rao / Abraham Spear, アメリカ, 2006, 2' 15''>
くだらなさを絵に書いたような作品だが、オタワで見てもう一度見たいと思っていた。上映のはじめが切れていたのが残念。

深夜0時、カフェでひらかれた『Los Caballos de Düsseldorf + Pika Pika 』。『PIKA PIKA』ライブの2回目。皆楽しんでいた。

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Animac 08 公式サイト
- 2008/03/01(土) 16:41:46|
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昨夜、今回通訳でお世話になるSanoさんに迎えに来ていただき、バルセロナ空港から車で1時間30分ほどでリェイダに到着。なんだかこちらは地中海の温暖な気候で、微妙に暖かかく、初めてなのになぜか懐かしい空気の感じがします。いままで行った事のある他のヨーロッパの国々とちがって、植物とかもすこし熱帯っぽい。
本日28日が正式なオープニングだそうで、オープニング・イベントに少し遅刻して参加。精神的にハンディキャップがある人々のグループへのワークショップを通じて描かれた絵とコメントを元に制作された『サン・ポンの春(Le printemps de Sant Ponç)』<監督:ウジェニー・ムメンターラー/ダヴィド・エピネ(Eugenia Mumenthaler / David Epiney), スイス, 2007, 20'>の上映の途中から参加。この作品はスロヴェニアでも見たが、元になったドローイングをうまくアニメーションで繋いでいて、とてもいい感じのアニメーション。日本語字幕でぜひもう一度見てみたい。
その次は、トーチカさんたちの『
Pika Pika』ライブ。キーボードの生演奏にあわせて、舞台上でペンライトでアニメーションを描いていくパフォーマンスは、ショーとしてとても面白く、完成されていた。数百人はいる満員の観客に蛍光スティックが配られ、最後全員が参加する『Pika Pika』ワークショップとなって盛り上がった。
その後広場に特設された大きな風船の中で立食パーティー。
ゲストの数からとてもこじんまりした映画祭だ。
コンサートがこの後あるようだったが、疲れていたので、ホテルへ帰った。
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公式サイト
- 2008/02/29(金) 17:39:37|
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