知られざるアニメーション 2006年12月

知られざるアニメーション

短編アニメーション作品と作家の紹介、アニメーション映画祭情報。

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日本の表現力



日本のメディア芸術100選」の専門家選出のアニメーション部門第8位に選ばれた経緯から、文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」で『頭山』が展示(上映)されます。
会場は、六本木に来年1月21日開館の国立新美術館でのオープニング企画展です。

■文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」
ホームページ>>http://plaza.bunka.go.jp/ex/index.html
会期:平成19(2007)年1月21日(日)?2月4日(日)
主催:国立新美術館/文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)
会場:国立新美術館 展示室2A、2B(2,000?)
観覧料:無料
  1. 2006/12/27(水) 10:05:02|
  2. イベント
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アニメーションノート



ムック『アニメーションノート No.4』で「山村浩二」の特集記事が12ページ。インタビューや『年をとった鰐』のメーキング、『田舎医者』の紹介もあります。

Mock アニメーションノート No.04[Amazon]
  1. 2006/12/20(水) 09:12:24|
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『話の話』のモーツァルト



ユーリ・ノルシュティンの『話の話』に使われている原曲が聞きたいのが主目的で、モーツァルト大全集-ピアノ協奏曲全集のCDを買った。演奏者は、映画とは違うので、まったく同じではないが、なるほど、この曲をこう使っていたかと分かった。もともとモーツァルトがラウバッパの曲を編曲したもので、モーツァルトらしくない曲だし、先に映画で何度も聞き馴染んでいたので、この曲が突然モーツァルトのピアノ協奏曲に入っているのが不思議な感じもあった。『話の話』に使用されているのは、ピアノ協奏曲第4番ト長調K.41の第2楽章「Andante」で、この曲は、モーツァルトのピアノ協奏曲の中でもマイナーで、単独のCDでは出ていなく、しばらく全集も廃盤だったが、今年は、モーツァルトの生誕250周年で、安価の全集がいくつか発売されている。

ノルシュティンさんは、今年も来日されて、日本で勢力的に活動されていた。僕は、いくつかパーティーにも呼ばれていたのに、忙しくて一度もお目にかかれず仕舞いだったが、いくつか小耳に挟んだ情報からすると、年内の『外套』完成は、なさそうだ。銀行のスポンサーが見つかったとか、完成への新しい希望の話は聞いた。ただ、僕の気持ちの中では、もしかするとノルシュティンさんは、本当は『外套』を完成させたくないのではないか、永遠の引き延ばしで、未完のまま終わらせたいのではないか、という気もしてきて、完成への期待は薄れ始めている...

CD モーツァルト大全集-ピアノ協奏曲全集[Amazon]
  1. 2006/12/19(火) 09:32:52|
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文化庁メディア芸術祭

昨日、僕がアニメーション部門の審査員をした、文化庁メディア芸術祭の受賞作が発表されました。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/sakuhin/index.html
超多忙な時の審査でとても大変でしたが、今年1年の日本のアニメーション界を俯瞰出来て、いい経験でした。
贈呈式は、来年2月23日、会場は恵比寿ガーデンプレイス内のウェスティンホテル東京にて。

受賞作品展は、平成19年2月24日(土)~3月4日(日)
会場:東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)
入場無料
です。短編アニメーションは、この展覧会ではじめて公に見る事ができる作品も多いので、皆様お越し下さい。昨年はとても混んでいた様です。
  1. 2006/12/16(土) 09:46:47|
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伝説のフィルム・コレクター



伝説のフィルム・コレクター、故・杉本五郎氏。国立近代美術館フィルムセンターより、そのコレクション数は多い。特に漫画映画が好きで、アニメーションの所蔵は、日本一だろう。(現在は、大日本フィルム社がその遺産を管理、運営している。)アニドウの顧問として、氏のアニメーションフィルムは度々上映されて来た。僕も少なからずその恩恵を被っている。

僕が東京造形大学のアニメーション研究部の部長だった1984年の学園祭で、『アニメーションの実験・考古学』と題した上映イベントを企画し、その時初めて、福生にあった杉本氏のお宅を訪問した。所蔵リストにある、古今の短編アニメーション、まだ見た事のないアニメーション・フィルムのタイトル群に涎が出た。その時上映した作品は、以下の通り。上映も解説も杉本氏自身が行ってくれた。

『カナダアニメーション作家とその作品』、『プラキシノスコープ』エミール・レイノー、『ハエがとまる』ウィリアム・ホプキンス、『ペット』ウィンザー・マッケイ、『クリエーション』ウィリス・オブライエン、『フィリップスブロードキャスト』ジョージ・パル、『禿げ山の一夜』アレクサンドル・アレクセイエフ、『告げ口心臓』スチーブン・ボサストウ、『カタログ』ジョン・ホイットニー、『赤死病の仮面』パブロ・スタルター+ブランコ・ラニトヴィッチ

杉本氏が亡くなる3年前の事で、今思えば、もっと色々とお話を聞きいておけばよかった。
死後出版された自伝を読むと、そのコレクターの執念は、相当の物で、寝食切り詰め、フィルムを集める事に生涯をかけていた事に、感動を覚える。火災でほとんどのフィルムを焼いてしまった後も不死鳥の様にそのコレクションを復活させている。コレクションの方法、フィルムやアニメーションの知識も得られるこの自伝、アニメーション・ファンは、必読です。
Book 映画をあつめて―これが伝説の杉本五郎だ[Amazon]
  1. 2006/12/14(木) 09:32:12|
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Tokyo Loop



『Tokyo Loop』が、来週末12/23(土)より、シアター・イメージフォーラムにて公開されます。
『田舎医者』の追込みで、舞台挨拶、トークショーなどまったく行けない状態で、申し訳ないですが、興味のある方は、どうぞ劇場へ足を運んでください。
公式ホームページ:www.imageforum.co.jp/tokyoloop
podcastアドレス
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=206337899
  1. 2006/12/11(月) 17:44:10|
  2. イベント
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DVD広告



昨日Amazonから、広告メールが来た。「...DVD『「年をとった鰐」&山村浩二セレクト・アニメーション』のご案内をお送りしています。 DVD『「年をとった鰐」&山村浩二セレクト・アニメーション』、2006年12月22日発売予定です。 今なら¥ 1,102OFF。...」
自分のDVDの広告を本人が受け取って、ちょっとドキっとしたが、忙しくて、発売日が迫っている事を忘れていた。

Amazonのショッピングカートに保存したままのDVDやCDが沢山溜まっている。後で買おうとチェックすると、いつの間にか廃盤で、定価での販売は終わっていて、中古のマーケットプレースで2~3倍の値段になっていて、ショックを受けた事が度々ある。
DVDの権利契約は通常3~5年で、映画会社と契約が切れると、メーカーは在庫以外販売できなくなる。有名な映画だからといって、いつまでもDVDがあると思ったら大間違いで、結構すぐ、廃盤になる。
つまり、なにが言いたいかというと、DVD「年をとった鰐」を買おうか迷っている人は、早めに決断して、ぜひ買ってください、という事です。
コマーシャルで失礼しました。
DVD「年をとった鰐」&山村浩二セレクトアニメーション[Amazon]
  1. 2006/12/09(土) 09:43:45|
  2. 年をとった鰐
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悪夢



 アニメーションと夜見る夢は似ている。見た時は確かに存在し、それを体験するのに、現実とは違う次元にある。重力や時間の法則からも外れた世界。アニメーションは、追体験が可能だが。
『頭山』を制作していた時、幼少期に自分が時折見ていた、ひとつの悪夢を考えながら作っていた。ラストのシーンにその悪夢の記憶が反映している。宇宙の果ての絶対誰もいない孤独な暗いチューブの端。とても怖い夢。
 今制作している『田舎医者』も幼少期の夢を意識しはじめた。制作を始めた時は、その夢の事はわすれていたが。夢判断とか、心理分析で、簡単な答えをつけられたくないので、具体的には書かないが、こちらは、もう少し変で、ユーモラスな悪夢。この夢も同じ物を時々見ていた。
 アニメーションを作る行為は、自分の幼少期の欠けた穴に、何かを埋めていく行為なのではないかと、感じる事がる。
  1. 2006/12/06(水) 22:21:35|
  2. カフカ 田舎医者
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ふたつの絵と映画



先日イゴール・コバリョフさんの版画が2枚届いた。
The Conversation
The Chauffeur

ノーウィッチで一緒に審査をしたとき、約束して送ってくれたものだ。原画を忠実に版画にしたもので(多分ジグレー版画という高品位のデジタル版画で、原画を忠実に再現している。)、とても魅力的な絵で、僕も個人的に大変通じるものを感じている。イゴールと彼の絵を扱っている出版社の人が日本での展覧会をとても望んでいて、僕も今、相談にのっている。どこか彼の絵に相応しい画廊か美術館を、どなたかご存知ないでしょうか?もしくは関係者の方、この記事を読んで興味を持ってもらえたら、どうか僕の所までご連絡ください。イゴールは、今世紀を代表するアニメーション作家の一人だと僕は、信じていますが、今年広島国際アニメーションフェスで『ミルク』がグランプリを受賞した以外、ほとんど日本では紹介されていません。彼自身日本の文化にとても興味があるそうです。展覧会を通して多くの日本人に見てもらいたし、直接購入できるチャンスもでてくるわけです。
Igor Kovalyov dot com
イゴールのホームページ。ここでドローングが見れます。
Flying Nansen-全編(QuickTime Movie)[Global Tantrum]
このホームページで多くの作品が見られます。
DVD パイロット・スタジオ アニメセレクション[Amazon]
『アンドレイ・スヴィスローツキー』が収録されています。(11/30発売)

 イゴールは映画好きで、ノーウィッチでの質問を受けたとき、好きな映画監督として、ロベール・ブレッソン、カール・ドライヤー、溝口健二、レオス・カラックスらの名前をあげていた。本当は実写の監督になりたかったそうだ。ロベール・ブレッソンとカール・ドライヤーは、僕もとても尊敬している映画監督で、ドライヤーはDVDボックスを持っている。ブレッソンのDVDも数枚持っているが、いくつかは廃盤で高価になっていて手に入りにくい。
Amazonでカール・ドライヤーのDVDを探す
Amazonでロベール・ブレッソンのDVDを探す

 ロベール・ブレッソンといえば『バルタザールどこへ行く』という、ロバの視点で描いた映画がある。ロバだからどんな人間の悲劇を目撃してもそこに感情は無い。『金魚の一生』を作るとき、犬動一心さんがこの映画を意識していて、作る前に勧められて、初めて見た。こちらは金魚の視点。『パクシ』のバルタザールの名前もここから採った。ブレッソンでは僕は『ラルジャン』、ドライヤーだと『奇跡』が好きです。この2作品ほど無駄がなく、美しい映画はそうないと思います。『ラルジャン』は、『頭山』を作っているとき、クローズアップの使い方など、すこし意識していた作品です。到底ブレッソンには近づけませんし、ブレッソンを目指した訳ではないですが。
  1. 2006/12/02(土) 10:04:30|
  2. 日記
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Etiuda&Anima


 帰国してすっかりいつもの制作体制になっています。はやくも12月、久しぶりにかなり制作に追いつめられています。
 ポーランドでの 第13回国際映画祭 "Etiuda&Anima 2006"(11月17日~23日)は、結構歴史のある映画祭で、その昔、月岡貞夫「新・天地創造」が賞をとった事で記憶していましたが、僕も昨年「頭山」が準グランプリを受賞し、今年ゲストで喚ばれました。
 隔年で実写とアニメーションのコンペがあり、今年は実写のコンペの年で、審査員も馴染みのないない人たちばかりでした。アニメーション関係者は、特集上映がある僕を含めた3人、ポーランドのMarek Skrobeckiとイギリスのフィル・ムロイだけでした。Marek Skrobeckiは、ザグレブやノーウィッチで見た、よくできた魚レストランの人形アニメーション「Ichthys」(2005)の作者で、はじめて過去の作品もまとめて見れました。「D.I.M.」(1992)は、ラテックスの等身大に見える(実際は1/2スケールらしい)リアルな人形が、日常生活のなかで埃まみれにになり、腐敗していく様子をすごく巧いアニメ-トで見せる。人形アニメーションのテクニックがすごいと思っていたら、ハリウッドでスピルバーグの「シンドラーのリスト」や「Psy2」などのスタッフとして参加している人でした。そういえば、ここクラコフは「シンドラーのリスト」の舞台になった所で、悲しい歴史を抱えてる地でもあります。
会場の入り口


 滞在中に足を伸ばしてチェコのプラハにも2日、カフカゆかりの地を尋ねて来きました。カフカ博物館、お墓、カフカ協会、など。プラハはとても奇麗で、想像と実際に見るのとでは大違い、馬車にも乗れて、忙しい中、尋ねてよかったと思いました。僕のドキュメンタリーを撮っているイギリスの宮田さんがコーディネイトして、今回チェコ在住のカメラマン足立さんと、アシストにプラハで人形アニメーションを勉強している山内さんがついていたので、効率よく、重要な場所を案内していただけました。プラハの時計台の前で、偶然、足立さん、山内さんの知り合いで、人形芝居の沢則行さんと偶然会って、翌日一緒に昼食をとりました。僕は沢さんとは初対面だったのですが、ちょうど「ようこそ先輩」に沢さんが出演していたのを思い出し、沢さんも「頭山」を知っていて、思わぬ出合いとなりました。
 僕は、アンティークが趣味なので、山内さんにいろいろなバザール(アンティークより安いガカクタ屋さん)や古本屋を紹介してもらって、ガラクタや絵本を沢山買ってしまいました。ポーランドでも日曜日、蚤の市に行きましたが、最近海外旅行では蚤の市やアンテークショップを訪れるのがとても楽しみになってきています。プラハからクラコフへ帰る夜の飛行機が、天候不良のためキャンセルになり、その次の便だと日本行きに間に合わない事が判明、映画祭のスタッフと急遽連絡をとり、国境まで車を出してもらい、プラハからそこまでは、タクシーで移動するという、思わぬ冒険旅行のおまけまでついてきました。車で、8時間ほどのロング・ドライブ、ぎりぎり帰国に間に合いました。
  1. 2006/12/01(金) 09:43:26|
  2. 映画祭
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Koji Yamamura



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