知られざるアニメーション プリンス&プリンセス

知られざるアニメーション

短編アニメーション作品と作家の紹介、アニメーション映画祭情報。

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プリンス&プリンセス



Princes & Pricesses 1999
「キリクと魔女」でお馴染みのミッシェル・オスロ監督「プリンス&プリンセス」は、6つの短編からなる長編アニメーション。繊細な切り絵をシルエットにして動かした、影絵アニメーションだ。アニメーションと影絵は、密接な関係がある。インドやインドネシアの影絵劇(ジョルジュ・シュヴィツゲベル「影のない男」でストーリーに取り入れられている)は、17世紀ヨーロッパに伝わり、マジックランタンと結びついて映画の発明のベースになっている。11/12から東京写真美術館で公開される影絵アニメーションの開祖ロッテ・ライニガーにはじまり(ロッテ・ライニガーについても近々書かねば)、アニメーションの創成期には影絵アニメーションが盛んに作られた。日本でも大藤信郎や荒井和五郎が知られている。「影絵アニメーション」だけで有に1册の本が書けるほどのテーマなのだが(いまタイトルが思い出せないが、実際海外で出版されている。)とにかく影絵はとても映像的な表現で、アニメーションにもピッタリくるモチーフなのだ。私の新作「年をとった鰐」もシルエット・アニメーションではないが、意識してそれに近い表現を試みた。
「プリンス&プリンセス」は、この伝統を踏まえた近年の影絵アニメーションの傑作で、ミッシェル・オスロの美意識がとてもよく表出されている。10月1日15:00-から東京日仏学院「日仏アニメーションの出会い」で上映、監督も来日して、川本喜八郎、高畑勲による鼎談も予定されている。
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■東京日仏学院「日仏アニメーションの出会い」
■京都精華大学「日仏アニメーションの出会い」
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