先週10月19日(土)に開催された、第26回東京国際映画祭 特別上映作品「日本アニメーションの先駆者(パイオニア)たち ~デジタル修復された名作」にトークゲストとして、2人のパイオニア政岡憲三さんと大藤信郎さんについてお話しさせていただきました。時間が短く、十分にお話しきれなかったですが、このような歴史的イベントに参加させていただき光栄でした。
デジタル修復された3本のフィルム(政岡憲三『くもとちゅうりっぷ』(43)、大藤信郎『くじら』(53)『幽霊船』(56))からは、これまで見ることの出来なかった艶とディテールが立ち上がり、新たな発見が沢山ありました。
またトーク中に、神戸映画資料館発見の、大藤のデビュー作『のろまな爺』(24)と未完の遺作『竹取物語』(61)を上映。『竹取物語』は、2010年にフィルムセンターより依頼され、修復、映像を再現するお手伝いをしたフィルムも合わせて上映していただいた。修復時はまさか大藤本人が撮影したものが発見されるとは思っておらず、イベント当日初めて本物と見比べることになり、緊張しました。修復は現存する状態のいいセルを撮影し、絵コンテもタイムシートも残っていなかったので、推理し再現したのですが、上映を見るとほぼ間違いなく、ホッとしました。

また嬉しいことに両監督のご遺族の方々も来場されていて、控え室で記念写真を取りました。
それぞれ面影を感じますが、向かって左が大藤さん、右が政岡さんです。
第26回東京国際映画祭サイト
http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=M0022
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- 2013/10/21(月) 15:09:09|
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