Finger Wave
画面には実写で机に置いた人の両手が映っている。単音のメロディが鳴り始めると、それに合わせ右手小指指が、ピコピコ動き出す。次にリズムパートが加わると左手の親指が動き出す。加えて右人指し指が伴奏をはじめる。次に左中指も違った動きで加わる。音が加わるごとに、色々な指がそれぞれ規則正しく、でもバラバラな動きを続ける。どんなに芸を磨いても現実の人間には絶対できそうにない動きとタイミングだ。1フレームずつ指の位置を音楽に合わせて固定して、コマドリするから出来るアニメーションならではのアイディアと表現にわくわくさせられる。最後はワンカットの中でアニメーション撮影から実写撮影にもどって、自分の演技に画面の両手が拍手を贈る。
音楽とアニメーションのシンクロ、ビジュアル化において
マクラレンの「
カノン」に並ぶ、ハンガリーのギュラ・ナジ(Gyula Nagy、共同制作E.Restas)による隠れた傑作だと思う。
- 2005/10/16(日) 11:30:50|
- アニメーション作品
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