
Breakfast on the Grass 1988
マネの有名な絵画からインスパイヤされて作られた
プリート・パルンの「草上の朝食」は、私の好きなアニメーション・ベストに数えたい作品。見る度に新しい発見があり、自分の中でひとつの理想のアニメーションになっていった。マネの「草上の昼食」は、ピカソやジャッケが同じ構図でパロディ化しているが、パルンのこれもアニメーションでマネの絵を再構成した芸術的試みとして、大変興味深い。内容は、シニカルでブラックな描写で、官僚主義的世界に住むアナ、ジョージ、ベルタ、エドワードの4人の人物の日常をオムニバス形式で構成したもの。時間の配置が交錯し、人間関係が交錯し、靴と眼鏡とパンも交錯して、スケールと人格と日常の論理が反転し、最後4人が集結するラストにいたるまでのカタルシスは最高。80年代の奇蹟。
■QuickTime movie
- 2005/07/07(木) 09:01:45|
- アニメーション作品
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