知られざるアニメーション エブリ・チャイルド

知られざるアニメーション

短編アニメーション作品と作家の紹介、アニメーション映画祭情報。

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エブリ・チャイルド



Every Child/Chaque enfant 1979
 UNICEFの子どもの権利についてのアニメーションで、「愚か者の村」のユージン・フェドレンコ(Eugene Fedorenko)が監督している。始まりと終わりに、実写で録音スタジオにいるおじさん二人と赤ちゃんが出てきて、二人のおじさんの声まねが、そのままアニメーションのサウンドトラックになって進行していく。私の作品「キッズキャッスル」も音楽、効果音をすべてひとりの人の声で作っていて、「エブリ・チャイルド」に似ていると言われた事があるが、実は「キッズキャッスル」の制作以前には見た事がなく、偶然「声」「赤ちゃん」と同じ要素が重なってしまった。「エブリ・チャイルド」は、捨て子の赤ちゃんが、次々に色々な人に拾われては、厄介になると、隣の家に捨てられ、また次の人へと渡っていく様子を、セリフを使わず、ユーモアと皮肉を交えて、色鉛筆で描かれた良作。アカデミー短編アニメーション賞受賞作。
 最近、この監督が亡くなったのでは?と、ある監督から聞かれたで、NFBのプロデューサーに確認してみたら、亡くなったのは、監督ではなく、脚本兼プロデューサーのデリック・ラム(Derek Lamb)だった。デリックは、1959年にNFBに入り、以後、40年間以上にわたるキャリアの過程で、ディレクター、プロデューサー、アニメーター、歌手、作曲家として、200本ものフィルムとビデオ創作に貢献した。昨年2005年11月5日、死去。彼の業績はNFBのポートレイトに詳しく載っているが、なじみのある所では、オスカー受賞作「ライアン」の中の、”Derek "の章で、NFBのプロデューサーとして、声とCGで出演している。私が影響を受けた作品ではイシュ・パテル監督の「死後の世界」をプロデュースしている。NFBのスタッフは古き仲間を失って、悲しみに包まれている。ご冥福をお祈り致します。
■デリック・ラム ポートレイト[NFB]
■エブリ・チャイルド[NFB]

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  1. 2006/03/23(木) 20:39:13|
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