知られざるアニメーション レミーのおいしいレストラン

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レミーのおいしいレストラン

RATATOUILLE(2007/監督ブラッド・バード)
昨日娘とディズニー/ピクサー「レミーのおいしいレストラン」を見てきた。夏休みも最後で、かなり空いていた。
CG映画の未来には期待はしていないが、ピクサーはCGでもちゃんとアニメーションしているので、なんだかんだ今まで見てきている。今回もまず、CGの技術には、目を見張った。水に濡れたネズミの毛の表現は、すばらし出来だ。ガラスや金属のボールなどCGが得意とする質感も、映り込みやライティングなど完璧で、違和感無く世界に浸っていられる。ネズミの関節や筋肉の重さも感じさせる動きの精密さなども凄い。パリの町並みもよく再現されていて、木の葉などCGが不得意そうな質感もよく出来ていて、自分がネズミサイズになって、データのなかに入っていった気分だった。いままでCG長編を見ると、真空の無機質な空間に長時間いたような息苦しさがあったが、それは質感や湿気の表現でかなり軽減されている。とはいえやはりなにか仮想現実を見ていたという空しさは見終わったあと徐々に感じ始めてはいるが...
プロットがとても計算されていて「料理好きのネズミが人間の世界でシェフとして成功する」というまったく漫画的で、現実味のない話しを映画として成立させてしまっている力技は、ここまで練られてるとあざとさを通り越して気持ちがいい。レミーは人間の言葉を理解して、文字は読めるが、話しは出来ないこという物語上都合のいい設定にも目をつぶってしまう。というか、レミーの料理に対する無償の愛と情熱に普通に感動してしまった。
才能あるスタッフを組織する力に驚き、その勝利だ。巨大工房の良質な映画でした。
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  1. 2007/08/28(火) 09:35:00|
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