(C)NFB The Man who waited(Theodore Ushev 2006 - 7 min 24 s)今年は、カフカにはじまりカフカで終わった一年だった気がする。
最近、NFBで制作されたフランツ・カフカ原作のアニメーションを見た。今年の締めくくりにこの作品を紹介したい。
カフカ『掟の門』を原作にして、木版画調の絵でFlashで制作された『待っていた男(The Man who waited)』。監督のセオドアは、ブルガリア出身でカナダ暮らしている。この原作もカフカの『城』の様に、いつまでたっても入れない門について書かれた短い小説だ。しかし、比較的理解しやすいオチがある。オーソン・ウェルズがカフカを原作に作った『審判』の導入部分で
アレクサンドル・アレクセイエフのピンスクリーンの絵(動かないのでアニメーションではない?)でも同じストーリーが描かれていた。セオドアの作品の方は、丁寧な作りで、カフカのイメージのひとつのあり方を示している良作だ。
セオドアとは偶然、この間ハンガリーとスロヴェニアの5〜6時間の車の旅を共にした。初め、どんな作品の作家か分からず、初対面だと思っていたら、ザグレブでも会っていたらしい。愛・地球博でもワークショップをしていて、僕の展示も見ていると聞いてやっと分かった。Flashでセンスのいいアニメーションを作っている作家だ。この時のもう一人の同乗者がこちらも最近紹介した「
ライフライン」のTomek Ducki だった。
この『待っていた男(The Man who waited)』が収録されている「
STORIES & DESTINIES」というコンピレーションDVDは、このブログで紹介した『
技』『
ある一日の始まり』『
愚か者の村』『
ハッピーエンドの不幸なお話』など傑作が沢山収録されている大変お買い得なDVDだ。残念ながら日本では発売されていない。しかしNFBはいまだによい短編アニメーション制作し続けていている。僕の次回作もNBFとの共同制作の予定だ。
セオドアと分かれる時「次はNFBで会おう。」と言われた。僕もそう願っている。
- 2007/12/30(日) 21:25:55|
- アニメーション作品
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すみません。
「STORIES & DESTINIES」のリンク先へ飛ぼうとしたのですが
うまく飛べません。
URLは、これで間違いないでしょうか?
- 2008/01/12(土) 13:26:50 |
- 杉山 #-
- URL |
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ブログの「STORIES & DESTINIES」のリンクは『待っていた男』のページアドレスに設定してあります。今確認した所こちらのブラズザでは間違いなくリンク先へ行けます。Flashとかプラグインの問題かもしれません。
http://www.nfb.ca/webextension/histoire-et-destinees/the-man-who-waited-f6.htm
「STORIES & DESTINIES」のトップページのアドレスはこちらになります。
http://www.nfb.ca/webextension/histoire-et-destinees/
- 2008/01/12(土) 14:22:37 |
- Koji #-
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