知られざるアニメーション 『つみきのいえ』オスカー受賞

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『つみきのいえ』オスカー受賞

『つみきのいえ』オスカー受賞しましたね。おめでとうございます。

作品に対する個人的な思いについては、企画自体の動機や表層的なストーリーには不満を感じるものの(これはプロデュース側とシナリオの問題です)、それをしっかりした作画の技術で形にした加藤くんはじめ若いスタッフに敬意を評したいと思います。加藤くんのいままでのちょっと閉じた世界の作品から、ひとつ開かれ昇華された作品(これは逆にプロデュース側とシナリオの共同作業の成果でしょうか)だからこその評価だと思うし、手書きに拘ってまじめに取り組んでいる作品が受賞した事は嬉しい結果でした。
個人的に本人にもお祝いのメールと共に伝えましたが、この受賞で今後の若いクリエーターの指針になる存在になったのは確かだと思うので、この世界を一般に広報する任をぜひいっしょに担っていって欲しいと願っています。
6年前の自分の経験と今回の加藤くんの様子を見ていても、アカデミー賞以外、短編アニメーションがマスコミに取り上げられる機会はほとんどないので、その点も今回の受賞は良かったです。日本には大藤信郎、久里洋二、川本喜八郎、岡本忠成といった短編アニメーション、インディペンデントアニメーションの独自の歴史があることを理解している人がはたしてどれほどいる事でしょうか。

YOMIURI ONLINEの社説で、短編の公開の機会の少なさと共に教育の必要にふれていますが、教育という点で日本はまだこの数年やっとアニメーションに対して必要を感じ始めた所で、若手育成も大切ですが、製作や公開の場もふくめ、問題は山積み、いまは作家それぞれが努力してなんとか成果をだしているのが現状です。
本当は、僕や加藤くんの様な作り手が教育や広報の役まで負わなくていいように、短編アニメーションを支えてくれる、いろいろな人材の広がりが出来てくるとありがたいのですが。
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  1. 2009/02/24(火) 13:28:12|
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