知られざるアニメーション 千住 Art Path 2009

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短編アニメーション作品と作家の紹介、アニメーション映画祭情報。

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千住 Art Path 2009

昨日、藝大音楽環境創造科の作品発表会、千住 Art Path 2009を観にいきました。
先日「アニメーション作家 山村浩二の音楽」で講演と実演をおこなったスタジオAでは、作曲を学んでいるProject 1の修士の作品の生演奏があり、なかでもモンゴルからの留学生ダミディンツェレン・ジャンツァンノロブさんの、馬頭琴とチェロのための曲「Beginning」が、馬頭琴奏者のバトエルデネ・アヨーシさんとチェロの寺井庸裕さんの演奏も素晴らしく、感銘を受けました。

演劇やダンスを中心に研究しているProject 4の発表で観た横堀応彦さんと稲継美保さんの「わたしだけじゃない」は、サミュエル・ベケットを現代語訳しなおしたシナリオの妙もあり、くちだけの芝居という実験的な演劇が、迫力ある演技と相まってとても刺激的でした。

そして、おなじくProject 4の北條知子さんの「object/process」は、ちょっと衝撃でした。5分遅れて入場したのですが、最初は声楽の練習風景を公開している現場に間違って来てしまったのかと思うような空間でした。2008年ACCサウンドパフォーマンス道場優秀賞受賞した00(オゥオゥ)名義の「object」の改訂版の公演で、舞台には島崎藤村『椰子の実』の歌を練習している女性とピアノを弾きながらその指導にあたっている女性の先生の二人のみ。歌の合間に指導をあたえる言葉が挿入され、歌は度々中断される。ところがある瞬間から空間と時間がねじれ始め、日常的な生の声と音が変容し作品化していったのです。といっても機械的な装置があるわけではなく、あくまで実演のなかで起こることで、びっくりしました。
北條さんは、「私は作り手としてではなく、音楽環境を考えるという立場で研究している。....ここでいう作品制作とは、自分の頭で考え問題意識を実感していくための作業なのである。そして、その結果できるものは自律した作品として捉えるものというより、アートの文脈からはずれていくことを志向する。」とプログラムに書いています。
まだ学部の2年生ということで、これからどう発展していくのかとても興味をもちました。
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  1. 2009/12/21(月) 16:28:47|
  2. etc.
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