知られざるアニメーション ラ・ロシェル国際映画祭

知られざるアニメーション

短編アニメーション作品と作家の紹介、アニメーション映画祭情報。

03月の記事を見る « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 05月の記事を見る

ラ・ロシェル国際映画祭

larochelle.jpg

7/1、オープニング上映に並ぶ観客。1,000人入る劇場は通路まで満員。
ゲストはオープニング作品『Habemus Papam』の主役、俳優のミシェル・ピコリさん


フランス西岸の港町、ラ・ロシェルで開催さいれている第39回ラ・ロシェル国際映画祭にゲストとして来ています。
丁度夏休みが始まって、観光客の開放的な気分が伝わってきます。まるでジャック・タチの『ぼくの伯父さんの休暇』のようだと、到着して爽やかな青い空とヨットの並ぶ港を見て思っていたのですが、その『ぼくの伯父さんの休暇』のノベライゼーションが映画界へのキャリアの始まりである脚本家であり、俳優、監督も務めるジャン=クロード・カリエールさんも同じ映画祭のゲストとして参加しています。ジャン=クロード・カリエールさんは、僕の敬愛するルイス・ブニュエルの多くの作品『小間使の日記』『銀河』『欲望のあいまいな対象』など後期の作品群の脚本を20年間務め、俳優としても出演しています。他の脚本作品には、フォルカー・シュレンドルフの『ブリキの太鼓』、アンジェイ・ワイダの『ダントン』、大島渚の『マックス、モン・アムール』、フィリップ・カウフマンの『存在の耐えられない軽さ』、ゴダールの『勝手に逃げろ/人生』など素晴らしいキャリアです。

僕の特集は、フランスでの劇場公開作品の子ども向けプログラムと、『キッズキャッスル』『頭山』『バベルの本』『年をとった鰐』の2プログラム。
> http://www.festival-larochelle.org/festival-2011/hommage/koji-yamamura

7/2の午前と午後とでその2プログラムが上映されて、それぞれ舞台挨拶と質疑応答を行いました。16時からは今回この映画祭の後5日間の連続講演合宿をするフォントヴロー修道院のディレクターのカワ・トポールさんとトークをしました。通訳はずっとアテンドしてくれているイラン・グエンさん。
同日の夜22:15からは、ジャン=クロード・カリエール脚本のブニュエル作品『昼顔』と『こどもの形而上学』が併映されるので、カリエールさんと共に舞台挨拶をしました。この企画は本当に嬉しい。舞台に上がる前にカリエールさんから包容されて、その時の厚い彼の胸板が記憶に刻まれました。
今回はカリエールさんの展覧会もあり、映画のスチールや、ブニュエル監督や大島渚監督の直筆の手紙、スケッチ画や映画のポスターなどが展示されていました。フランス版の『ブリキの太鼓』はロラン・トポールが描いていたり、『マックス、モン・アムール』はアンドレ・フランソワが描いていて、ポスターの絵の別バージョンのリトグラフの展示もあり、大好きなフランスの画家達の絵にも計らずして出会えたのは嬉しかった。

滞在中、カイエ・デュ・シネマRadio France InternationalInter Cine THの取材を受けました。
Brefという短編専門の雑誌(短編映画の専門誌があるところがフランスは凄い)では、事前にメールでインタビューを受けて、今回の来仏にあわせ5ページの特集記事を組んでもらいました。またAnime Landでは2ページのレビューを書いていただきました。

秋のフランスでの劇場公開もあり、このような形で自作を紹介していただいてとても感謝しています。

明日は、バスター・キートン映画の生演奏を見た後、フォントヴロー修道院へ移動します。

関連記事
  1. 2011/07/03(日) 08:40:05|
  2. 映画祭
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿

非公開-管理者にだけコメントを届けたい場合は、チェックしてください。

トラックバック

このページへのトラックバックURLはこちら
http://yamamuraanimation.blog13.fc2.com/tb.php/787-5004f125
| ホーム |

Koji Yamamura



このブログは「Amazon.co.jpアソシエイト」に加入しています。
copyright © 2013 Koji Yamamura all rights reserved. Powered by FC2ブログ