「Panic in the village」の作者ヴァンサン・パタールとステファン・オビエ(Vincent Patar + Stephane Aubier)と先月末トークをした。かなりクレージーな作風で、蚤の市で買ったフィギアを組み合わせて色を塗った人形だけでアニメーションを作ってしまう。カタカタとゴッコ遊びの様な動きで、フィギアの台座を堂々と使っているのは、日本の人形浄瑠璃の黒子の様に、支持体自体が、暗黙の形式化となっていて、そのいい加減さが魅力になっている。「真剣」に「遊べる」自分達の方法を見つけた彼等は、ある意味幸せな作家だと思う。 人形アニメーション作家の様に、人形自体には愛着はなく、壊れても何とも思わないと言っていたが、上映会のフタッフ達がフィギアを欲しがってもこれだけは挙げられないと、大切に機内に持込んでベルギーに帰っていった。(他のセットなどは別送していた。)次回作は、数億円の予算で長編「Panic in the village」も企画中だとか。 ■パニック・イン・ザ・ヴィレッジ「ケーキ」篇-試写 ■DVD Panic in the Village vol.1[Amazon]
Igor Kovalyov b.1954 イゴーリは、私と同じくプリート・パルン・フリークである。実際本人もパルンの強い影響を認めている。彼のフィルムは、シュールで、物語の断片を暗示しながら、何かの予感に満ちている。その何かは理解するのは簡単ではない。イーゴリ・コヴァリョフは、ウクライナ生まれで、現在はロスで「ラグラッツ ムービー」のコ・ディレクターをしなかがら、会社とのギブ・アンド・テークで自分の好きな短編作品を平行して作っている。彼の作品はシュールで夢の論理でモンタージュされている。映画通で、一度オタワで会った時、鈴木清順と三池崇史の話題で盛り上がった。 代表作:「Hen, His wife」「Andrei Svislotsky」「Bird in the Window」「Flying Nansen」「Milch」 ■Igor Kovalyov dot com